これまでグロース株投資が圧倒的優勢、つまりグロース株の株価がどんどん上昇しバリュー株は割安なまま放置されている状態でした。
しかし、ファイザーのワクチンの報道でコロナの終焉という思惑から「グロース株からバリュー株にシフトするのではないか?」という話をよく耳にします。
今後アフターコロナの世界でバリュー株へシフトしていくのか?
はたまたグロース株がこれからも伸びていくのか?
を検証しました。

これまでグロース株投資で利益を得てきたけどこのまま続けていいのか?
バリュー株へ移行した方がいいのかな?
そう考えている人はぜひ最後まで読んでください。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- これまでのグロース株とバリュー株のトレンド
- 今後どちらが優勢なのか?
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グロース株/バリュー株とは?
まずはグロース株とバリュー株の定義から整理します。
グロース株とは?
日本語では成長株。売上・利益の成長率が高い銘柄のことです。
投資家は将来性に期待をして投資をしますので現在の純利益に対しては高い時価総額で評価されています。
つまり高PERの状態です。
平均PERは15倍程度と言われている中、PER100倍という銘柄も珍しくありません。
純資産に対する時価総額の割合であるPBRも高いです。
景気の影響を受けづらい銘柄が多いです。
グロース株は高PER・高PBR
バリュー株とは?
日本語では割安株、売上・利益の割に時価総額が低く評価されている銘柄のことです。
これはグロース株とは反対に成長性が期待できない成熟した銘柄
に多いです。PER,PBRはどちらも低い状態です。
投資家はその低い評価がいつか見直されて適切な評価になることを期待して買うわけです。
景気の影響を受けやすい銘柄が多いです。
バリュー株は低PER・低PBR
グロース株/バリュー株の推移
さて、これまでバリュー株とグロース株どちらが買われてきたのかを検討します。
そこで、「Russell/Nomura 日本株インデックス」のバリューインデックスとグロースインデックスを見ていきます。
Russell/Nomura 日本株インデックスとは?
簡単に言うと、日本の時価総額上位85%の銘柄をバリュー株とグロース株に分類してインデックス化したものです。
バリュー株とグロース株の分類は修正PBRで決めています。
修正PBRが高い株はグロース株、修正PBRが低い株はバリュー株に分類されています。
本インデックスの詳しい情報や分類の仕方はリンクを貼っておきますので興味のある方は読んでみてください。(参考:Russell/Nomura 日本株インデックスについて)
・Russell/Nomura 日本株グロースインデックスとバリューインデックスで比較
・バリューとグロースの分け方は修正PBRの高さで分類されている。
バリューVSグロースの歴史
1980年からこれまでバリューとグロースどちらが買われてきているのかを月足チャートで確認します。

黒線はバリューインデックス÷グロースインデックスなので、バリュー株が買われるとグラフの上に行き、グロース株が買われるとグラフは下に行きます。
25日移動平均線が上向きの時期はバリューのトレンド(青いエリア)、下向きの時はグロースのトレンド(赤いエリア)ということになります。
直近でいうと2000年から2010年の10年間はバリュー株のトレンド、2010年から2020年はグロースのトレンドだったことになります。
10年程度のスパンでトレンド転換をする可能性があるということなので、近いうちにトレンド転換がある可能性があります。
直近のバリューVSグロース
さて、この10年続いたグロース株トレンドが転換する兆しがあるのか、日足チャートで短期目線で見てみましょう。

直近2年でいってもグロース株が買われていることがわかります。
特に今年に入ってからはグロースの流れが加速していましたが、ここ最近は傾きが緩やかになり落ち着いてきていることがわかると思います。
11/17(火)まででいうとまだ25日移動平均線を上回ってきていますが、75日移動平均線は上回っていません。
また、各移動平均線ともに下向きなので、まだバリュー株へのトレンド転換したとは言えないようです。
このまま上に上がっていき、移動平均線が上向いていくとトレンド転換したといえるでしょう。
まとめ
今の段階ではまだバリュー株へトレンド転換したとはいえなさそうです。
長期目線で見るとそろそろ転換が起きてもおかしくない時期です。
今後ワクチンのニュースが出ると、コロナ後割安放置されているバリュー株への買いが入る可能性があり、結果としてバリュー株へのトレンド転換が起きる可能性がありますので今後の値動きに注目です。
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