本記事を読むと次のことがわかります。
もう一歩踏み込んだ、具体的な銘柄選定方法や売買ルールはこちらの記事で紹介しています。
「優待先回り投資のことは知ってるけどもっと詳しいことが知りたい」という方はこちらをご覧ください。
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優待先回り投資とは
株主優待制度を導入している銘柄の一部は優待欲しさに買いが集まるので、権利付き最終日に向けて株価が上がる傾向にあります。
典型的な値動きはこんな感じです。
なので、株価上昇前に優待銘柄を買い、権利付最終日前に売ることで値上がり益がとれます。
この手法を「優待先回り投資」といいます。
優待先回り投資のメリット
1.売買ルールが明確
権利付き最終日の数か月前に株を買い、遅くても権利付き最終日には売ることになるので、売買ルールが明確です。
「そのまま株を持っていれば優待もらえるから持ってたほうがいい」と思われるかもしれませんが、権利付き最終日の翌日はほぼ100%株価が下落します。しかも優待でもらえる金額以上下落する場合が多いです。優待をもらえることは確定したので、売る人が多いんですね。
なので値上がり益をとりたいのであれば、権利付き最終日前には売ってしまったほうが無難です。
もちろん優待が欲しければそのまま保有し続けてもいいです。
2.毎月チャンスがある
株主優待の権利付き最終日がある月は銘柄によって異なり、毎月優待銘柄があります。
2022年の各月の優待銘柄数はこちら。
なので毎月チャンスがあるということになります。
仮に毎月コンスタントに3%の利益を出せれば複利効果で年で48%の利益です!
3.銘柄が選定しやすい
無数にある銘柄から調べるのではなく、ある月の優待銘柄の中から調べることになるため、銘柄選定がしやすいです。
4.一度銘柄選定をすれば次の年も使える
普通の投資手法では常に新しい銘柄を発掘しなければなりません。
しかしこの手法は毎年同じ銘柄で利益を得られます。
最初の年に1年分優待先回り銘柄リストを作成してしまえば、毎年同じ銘柄を買えばいいのです。
5.分散投資でさらに安定した利益を出せる
ある月の優待銘柄を何個か見つけ分散投資をすればより安定した利益を得ることができます。
「◯月の優待ファンド」のようなものを自分で作れば安定した利益を出せます。
6.暴落に強い
過去の値動きを調べていて気付きましたが、〇〇ショックといわれる暴落の中に強いです。
こちらはコロナショック時、2020年2月初日を1としたときの3か月間の株価の推移です。多くの銘柄が日経平均に対して下げ幅が小さく、戻りが早いことがわかります。
例えば4/1時点で日経平均は約20%も下落しているのに対し、優待銘柄の平均は5%程度の下落幅で済んでいます。
よって相場の影響を受けにくい手法だといえます。
初心者のうちは暴落で見たこともない含み損を抱えてしまうと戦意喪失してしまうので、初心者におススメです。
デメリット
1.地味
一気に資産が2倍になるようなことはありません。
しかし先ほども書きましたが、仮に月に3%コンスタントに増やせたら年で48%の利益です。
毎月コツコツ利益を積み重ねていく投資手法です。私は好きです。
2.優待改悪や廃止されていないか注意が必要
優待銘柄は優待が改悪されたり廃止されると株価が暴落します。
多くの人が優待目当てで所有しているので、みんな売ってしまうためです。
特に赤字転落した企業や業績が落ちている企業は廃止のリスクが高いので、買わないほうが無難です。
毎年買う前には優待改悪や廃止がないか、確認しましょう。
3.最初の銘柄選定が面倒
株価は為替や業績等いろいろな要素で決まりますので、優待銘柄すべてが権利付き最終日に向けて株価が上がるわけではありません。
なのでほかの要素の影響に比べて優待買いの影響がで株価が上がりやすい銘柄を選ぶ必要があります。
本ブログでも私が全銘柄から過去の勝率が高い銘柄を選定して紹介していますので、ぜひご覧になってください。
まとめ
以上6つのメリットと3つのデメリットでした。
要は初心者におすすめ!ってことです。
自分もこうゆう投資方法からはじめれば最初無駄に損することはなかったな、、、と思っています。
個別株始めたいけど勇気が出ない方は是非この手法を試してください。
もしこの記事を読んで実践してみたいという方は、こちらの記事で詳しい銘柄選定の方法と売買ルールを紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
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