株式分割について簡単にまとめました。
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株式分割とは
株式分割とは、株式を分割することです。
例えば1:2に分割すると企業が決めた場合、100株が200株になります。
ただし時価総額(発行株式数×株価)は変わりません。
つまり、2分割したとき、発行株式数は2倍になりますが株価は半分になります。
例えば1株10000円の株を100株保有しているときに1:2の株式分割が実行されると、500円の株が200株保有している状態になります。
一般的には株式分割を発表して2週間から6週間後に分割されます。
投資家は何か手続きをする必要はなく、勝手に変わります。
株式分割のメリット
企業にとっての株式分割のメリットと投資家にとってのメリットを紹介します。
企業にとってのメリット①:株の流動性が高まる
株式分割をすると株価が下がるので、投資家にとっては手を出しやすくなります。
よって市場参加者が増加し、取引が活発になり、株の流動性が高まります。
企業にとってのメリット②新興市場から東証1部・2部に移動できるようになる
マザーズから東証一部に市場を移動させたい場合、以下の条件があります。
・株主数
・株式数
・売買出来高
・時価総額
株式分割をすることで株式数と株主数を増やす効果があります。
よって市場を移したい企業が株式分割を発表します。
投資家にとってのメリット①株式の売買がしやすくなる。
例えば1株1万円の株であれば最低投資金額は100株で100万円になります。
その株が1:5で株式分割を行うと、1株2000円になり最低投資金額は20万円になります。
少額で投資をやっている投資家も買えるようになります。
投資家にとってのメリット②株価の上昇が見込める
株式分割が発表された翌日には株価が高騰する可能性が高いです。
分割されると新規参入者からの買いが入るとの思惑で株価が上がります。
発表された翌日以降も株価上昇の可能性は高いです。
過去のデータからどれくらい上昇が見込めるのかを調べたこちらの記事も読んでみてください。
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