株価を読むうえで大事な要素の一つである「信用残高」について解説します。
「信用取引やってないから関係ないや」と思っている人多いのではないでしょうか?
6か月以内の株価の上下に大きく影響がある指標です。
この記事を読むと以下のことがわかります。
定義
信用残高には2つあります。「信用売り残高」と「信用買い残高」です。
信用売り残高とは、信用売り(=空売り)されてその後買い戻されていない株の数です。
信用買い残高とは、信用買いされてその後売られていない株の数です。
信用倍率とは信用買い残高÷信用売り残高で計算されます。
つまり信用倍率が高いと信用買い残高が大きいということになります。
株価はどう動くのか
一般的には信用取引の期日は6か月です。
空売りした場合は6か月後までに買い戻さないといけません。
信用買いした場合は6か月後までに売らないといけません。
ということは、信用売り残高が多い(信用倍率低い)ということは、その分6か月以内に買い戻されるので株価上昇圧力がかかります。
一方、信用買い残高が多い(信用倍率が高い)ということは、その分6か月以内に売らないといけないので、株価下降圧力がかかります。
どうやって調べるのか
基本的には週末時点での残高しか公表されていません。
1.日本取引所グループ
「銘柄別信用取引週末残高」のタブで5週間分見ることができます。
ある時点での銘柄一覧で残高見たいときにはおすすめです。
2.空売りネット(おすすめ)
銘柄を検索すると約半年前まで見ることができます。
3.株探
個別銘柄ページで5週間分見ることができます。
まとめ
信用取引を手やっていない人でも見るべき指標である「信用残高」についてまとめました。
少し意識しながらチャートを見ていくと、株価の動向を読みやすくなるかもしれません。
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